祝・11歳☆
2005年 06月 09日
春、夏、秋、冬―。
数え切れない思い出をつむぎ出しながら、めぐる年月の中で―、
今年も、その日はやってきました☆
そう、それは・・・・・・・、
Ψ(`∇´)Ψ Ψ(`∇´)Ψ タロウの誕生日ですΨ(`∇´)Ψ Ψ(`∇´)Ψ Ψ(`∇´)Ψ
今年で11回目。
ああ、もう11回。
初めて彼と出会ったあのお宅で、彼を初めて抱き上げてから、もう11年経つのです。
小さくて、まるでおもちゃみたいだった彼の姿が頭に浮かびます(*'-')
あぁ、タロウ・・・タロウ・・・・・(=´∇`=)
お互い、年、とっちゃったねf(^-^;)
たかが11年、されど11年。
生まれたての子供が、小学五年生になるまでの日々を、タロウはのほほんと生きてきました。
のんびり、のほほん、田舎の中で―。
特にこれといった病気もせず、今のところはお金のかからない次男坊です(・ε・)
いいこいいこ、これからも頑張ってね☆
けれど、そんな彼も、まったく無病息災かと言うと、そうでもなくて・・・。
というのが、私が地元を離れてから数年間―。
うちの父は、再び、転勤族に舞い戻り、それから3回、引越しをしました。
そのうちの2回目―。
数年の時を経て、マイホームのあるN市に、ようやく戻ってきたものの・・・、社宅に入ることになったので、マイホームに戻れず。
築1年のおうちで、1年過ごしました。
しかも、ある事情で彼を室内に入れるのは難しく・・・、結局、半室内飼いだったタロウは、初めて完全外飼いになってしまいました(T-T)
それまで、居間のサッシのそばにゲージを置いて、室内を自由に歩き回れないものの、ゲージ越しに家族に話しかけてもらい、飽きたら、気ままにサッシをこじあけて外出していたタロウ。
始めの頃は、
『どうして入れてくれないの(;´д⊂)』
と、ずいぶん、鳴いたようです。
でも、その不満はずっと残っていたようで。。。
ある日を境に、タロウは首を傾げ続けるようになってしまいました。
歩くときも傾げています。
座るときも傾げています。
何をしても、傾げて続けています((((゜д゜;))))
驚いて、母がかかりつけの病院に連れて行くと、こんな話が。。。
「あ~~、もう、お年寄りやしねえ・・・。放っておけば、治る場合もありますし、予後を見てください」
ショックを受ける家族。
タロウの老いを見せ付けられたようで、みんなが衝撃を受けておりました。
もちろん、家族だけではなく、彼を可愛がっている祖父母まで。。。
その期間は、半年ほど続きましたので、私も弟も帰省して、実際に会って、症状を見ることができました。
『早く、治ってくれるといいな・・・・』
そして、そうこうしているうちに、父は転勤し―、N市から車で1時間少々離れた町、M市へ―。
すると、そこで奇跡が起きました。
社宅に入居する必要がなくなって、家を借りて住み始めた父母。
そこで、タロウをもとの”半室内飼い”にしたら、”首傾け”の症状が、少しずつ良くなっていったのですΨ(`∇´)Ψ
そして、数ヶ月後には、元通りに!
「やっぱり、ストレスやったんやね~~。ごめんね~~」
2年前と同じ。
母は、居間まで布団を引きずってきて、ゲージの中のタロウに話しかけていたようです。
それからは、ずいぶん、彼の眠りも深くなったとか。。。
おそるべしですね、わんこのストレス(´Д`;)
そして、今はというと。
父の転勤生活もようやく終わり、めでたくマイホームに帰還。
これまでと同じスタイルで生活するタロウは、寒いときはゲージで、
「ZZZZ・・・・・( ̄― ̄)ノシ ←たまにしっぽ振ってる。夢見てるのでしょうか?」
ちょっと寒いときは庭で、
「ZZZZ・・・・・( ̄― ̄)ノシ」
ちょっと暑くなってきたら、縁側で、
「ZZZZ・・・・・( ̄― ̄)ノシ」
よく眠る、老後を送っているようです。(ちなみに、そうやって移動することを、母は”賢い!”と言っています。親ばか~~☆)
さて、今日、11回目の誕生日はどう過ごしたのでしょう?
気になって、実家に電話をかけてみました。
私「あ、もしもし~~☆」
父「あ、こぱぐかぁ~~(=´∇`=)ノシ」
私「うん。お母さん、いる?」
父「あ、今、タロウにご飯食べさせてるから・・・。あとで電話するよぉ~」
私「そっか。いや~、タロウ、今日、誕生日だからさ~~・・」
と、テレながら、タロウに受話器を近づけるよう、頼もうとすると。
父が、叫びました。
「ああっ!! 今日は、タロウの誕生日かΣ(゜д゜|||)!!!!」
え?
まじ?
忘れてた・・・もしかして????
絶句する私の耳に聞こえたのは、
父「お母さん、今日はタロウの誕生日だって!」
母「え・・・・・わ~~~っ、忘れてた~~!! タロウ、ごめんねぇ~~。お母さん、タロウの誕生日、忘れてた~~~(;´д⊂)」
タロウ「ふぐふぐ・・・(食事中)」
あっという間に電話を切られて、呆然とする私。
そこへ、折り返し電話がかかってきて・・・。
母「わ~~~、お母さん、タロウの誕生日、忘れてたわ~~。お父さんも、お母さんも、こぱぐ弟も覚えてないでしょ。こぱぐだけだわ、覚えてたの~~」
私「(おいおい・・・)で、お母さん、今日のタロウはどうだったの?」
呆れつつも(毎年、こっちが忘れてるって怒るくせに)、尋ねた言葉に対し、返事はこうでした。
母「それがさ~~、知らないのよ~~。お母さんたち、宮崎のイオンに行ってたから(´Д`;)」
イオン・・・・??
宮崎市のイオンですって・・・・????
ショッピングセンターかよぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!
(ここで知らない方のために、説明を。この場合のイオンとは、宮崎市にこのたび出来た、九州1のショッピングモールで、父母の住むN市からは、車で1時間半少々かかります(>_<) )
ゆえに、タロウは一人でお留守番。
ひなたぼっこしながら、父母の帰りを待っていたというわけなのです(T-T)
ああ、可愛そうなタロウ(´Д`;)
母はうなだれて、言いました。
「お母さん、タロウに謝ったよ。”明日、ナ○コ(ホームセンター)でササミ買って来るからね”って」
その声の後ろでは、タロウが、
「きゃんきゃんきゃんきゃん!!!」
と、食後のデザートの催促。
聞くと、最近のタロウは、食後にササミジャーキーを口にしているらしいのです。
「お父さん、タロウにジャーキーあげて!」
母が言うと、とたんに背後の声は止みました。
おそるべし、パグの食欲。。。
11年―。
その長い年月を経て迎えた晩年、タロウは本当にうちの家族と一緒に、マイペースに生きているんだな~・・・そう思った夜でした。
(バースデー長文、おつきあい、ありがとうございました~~☆)