祝・日南パグΨ(`∇´)Ψ
2008年 05月 19日
そのお昼頃―。
宮崎の実家では、母がちょっとワクワクしながら身支度をしていました。
”いつもの時間”よりは遠いながらも、ももは母をストーキングしながらドキドキワクワク☆
そしてリードをつけられ、大興奮で家を出て行きました。
宮崎に来て、4ヶ月ちょっと。
関西とは微妙に違う気候にも、環境にも慣れて、母いわく、
「もとから明るかったけれど、もっともっと陽気な性格になった」
らしき、もも。
今日もハイテンションで、もうすっかり慣れたコースを歩いていっていました。
・・・・・・途中までは!
毎日、通り過ぎるはずの公民館の敷地に入り、ちょっと戸惑う もも。
平日ということもあってか、少なかったけれど、ワンがそこそこいて・・・母はしばらくして、受付の人にこう言ったのでした。
「狂犬病の注射と、登録をお願いしま~す」
・・・そう。
今日は、この地区の狂犬病の注射の日。
前々から、
「この日に、ももを日南パグにするんだ♪」
と、決めていた母は、ちょっと浮き足立っちゃったりして。
結構、ドキドキしていたみたいです。
去年の今頃は、タロウのことで家中が悲しみに沈んでいましたから・・・。そのぶん、喜びもひとしおだったのかもしれません。
で。
「では、お電話番号を教えてください」
と受付の人に言われて番号を伝えた母は、その後、ビックリするようなことを聞いてしまいました。
「・・・あれ? お宅、別の犬がいますよね? タロウくんという・・・」
「え・・・? タロウは去年死んで、市役所に電話をしたんですけど・・・」
「あれ、おかしいですねー?」
長机を挟んで、首を傾げる2人。
確かに去年、タロウが死んでしまい、私が帰省したときに、母に代わって、市役所に電話をしたはずなのですが・・・。
それで今年も狂犬病のハガキが来なかったから、てっきり死亡届として受理されているかと思っていたのですが・・・、オカシイナ・・・?????
ま、それでもずーっと考えていても仕方がないので、受付の人が言いました。
「では、タロウくんの記録を消して、ももちゃんを登録しますねー」
「はい、お願いします」
頭を下げた母は、そのとき、タロウの後をももが継いでくれた・・・そんな気持ちになったと、夜の電話で話してくれました。
そして、狂犬病注射タイム!
幸いにも今日の担当は、かかりつけの先生だったので、母も もももリラックス~♪
「おぉ~、ももちゃん、元気だね♪」
ナデナデされて、ももはちょっといい気分☆
京都の我が家でやったワクチン注射のときもそうだったけれど、別に怖がることなく無事に終了♪
その姿にホッとした母は、
「先生、月末にフィラリアの薬をもらいに行きますね♪」
と言い残して、公民館を後にしました。
少しだけ雲行きがあやしくなってきたので、田んぼの中道を急いで家に帰りつくと、ちょうど玄関に入ったところで、
ザーーーーー
すごい雨!
「ももさん、よかったねえ! 濡れずにすんだよー♪」
喜ぶ母に足を拭かれて、家の中で飛び回り始める もも。
母は、その姿に目を細めながら、真新しい鑑札をタロウの写真たての前に置いたのでした。