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京都市在住の黒パグ・ほしみ(H18年2月3日生れ)と台湾人のダンナ氏と宮崎生まれのこぱぐ、それから実家・宮崎にいる元・捨てパグ犬(フォーン) ももの話など☆


by kopug
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母のフリして、・・・続編☆

さてさて☆

昨日の続き・・・と、その前に、今日のほしみの報告を少し♪

ガム3日目―。

さあ、今日も試行錯誤が始まりました。

「う~~ん、どうしたらうまく食べれるのかなぁ?」

母のフリして、・・・続編☆_d0018475_091084.jpg


「あっ、もしかして、コレ、・・・手で押さえたら、食べやすい!?」

母のフリして、・・・続編☆_d0018475_0102225.jpg


「よぉ~~し、短くなってきたよ☆ ひとやすみ、ひとやすみ・・・って、あげないからね!」

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「あれっ、もうなくなっちゃったよ~~~。ちょうだい~~♪」

母のフリして、・・・続編☆_d0018475_0123128.jpg


所要時間は20分少々☆
うぅ~~ん、さすがは食い気たっぷりのパグちん☆
だんだん、完食スピードが上がってきています~~。

・・・ああ、ガムの要求に負けないようにしなくちゃ(;´д⊂)

さてさて、昨日の続きです☆

いよいよ、撮影開始~~☆

班別に呼ばれ、商品を受け取り、きれいに並びます。

「かわいいって言って」

「か、かわいい~~」

「いや、もっと”かわいい”って思いながら言うてや。もう1回な」

「かわいい~~」

「うぅ~~ん、商品をもっと上に上げて」

ひとりひとり、ポーズをチェックしたり、声色を指定したり。
それを親御さんが、とても真剣なまなざしで見つめています。

時々、撮影の合間に、小さく声をかけていたりして。

「○○ちゃん、頑張って!」

しかし、今回の子供たちはほぼ全員、5、6歳児で―。

「('Д')」

と、固まっている子がいたり。

「('∇')」

と、場慣れしている子がいたり。

「( TДT)」

と、泣き叫ぶ子がいたり。

ほんと、さまざまでした。

その中で、今回、リーダーとなる12歳の女の子はというと、とっても大人びて見えて、びっくりしました。

だって、目が合うと、

「(*^-^*)」

って、笑いかけてくるんですもの。

それが、”本当に笑っている顔”ではなくて、バリバリ、”タレントとしての笑顔”なんですよー。

『うっひゃーーー、すげーーー!!!』

ドキドキしながら、撮影を見つづけていると。。。

来ました、Aちゃんの出番です☆

すると、責任者の方が彼に呼びかけてきました。

「Aちゃん、行ってみようか~?」

ざわっ・・・

とたんに、場の空気が微妙に変わりました。

・・・というのも、スタッフさんたちは、みんな、子供たちを呼ぶときは、

「その青いシャツの子」

とか、

「赤いシャツの子」

とか、そんな感じで。
ひとりも、名前で呼ばれていなかったのです。

・・・そんな場所で、名前で呼ばれたAちゃん。
当然、親御さんたちの微妙な目線が集中します。

・・・それは明らかな・・・ライバル光線でした((((゜Д゜;))))

しかも、ほかのスタッフさんたちが、

「うわ~~、かわいいな~~、この子!」

「美形なんやわ。女の子に混ざっても、違和感ないもん!」

「かわいいわ~~~、ほんと!!」

と、誉めそやすものだから、もう、

『何よ、あの子』

って感じ。

怖いです!!!!!
怖すぎます、この状況!!!!!

これが自分の子だったら、ちょっとは嬉しかったのかもしれませんが・・・あいにく、私の子ではありませんから・・・。

『まあ、パパはスカウトされたこともあるし、ママも美人やしな~。そうなるでしょうな~、自然と』

と、変に冷静な私がいました。

・・・と、静かだったスタジオに鳴き声がこだましました。

さっき泣きじゃくっていた女の子が、再び、泣き出したのです。

慌てて、お母さんらしき方が背を撫でます。

「△△ちゃん。どうしたん? 撮影、楽しいでしょ?」

「えぇぇ~~~~ん、楽しくないぃ!!! 帰りたいぃぃぃぃ!!!!!」

すると、その隣にいたお父さんが肩を叩きます。

「△△、頑張りや。帰りに何か買ってあげるし」

「いややぁぁぁ~~~~!!! 帰る~~~、私、帰る~~~~!!!!!」

そんなやりとりに、責任者の人が目で合図をして。。。

「はい」

うなづいたスタッフが、彼女のもとへやってきます。

「じゃあ、ちょっと休もか?」

涙で顔をグシャグシャにしている彼女の横で、お母さんが戸惑います。

「・・・で、でも・・・」

けれど、スタッフの方は女の子の顔を覗き込んで、言いました。

「終わるまで時間あるし、また、やる気になったら、出ようか?」

そして、そんな彼女たちは、私たちの後ろの席で。。。

『・・・い、居にくいーーー('Д')』

と、私が凍り付いていると。。。

「ね、ね、どうやった~~?」

Aちゃん、戻ってきました。

「うん、良かったよ~」

びびりながらも答えると、彼はニッコリして、

「なあなあ、ノド、乾いた~~~」

との催促。

「はいはい~」

彼のリュックからお茶を取り出すと、

「いや~。こぱぐちゃん、お水持ってたやろ~? それ、頂戴~~」

「はいはい~」

そして、水を飲んだAちゃん。
次の出番までの時間、ちょっとヒマになったのか、足をブラブラさせ始めました。

がくん、がくんと揺れる椅子。

私は慌てて、Aちゃんの肩をたたきます。
で、声をひそめて、

「あかんよ、椅子、動かしたら!」

「え~~~」

「ダメ!」

「イヤ~~~」

・・・('Д')

けれど、そう言いつつも、椅子ガタガタをゆるめてくれた彼。
でも、足を振りはじめて。。。

足元にあったスイッチを押し、照明を一部、消してしまいました((((゜Д゜;))))

「Aちゃぁぁ~~~~~ん!!!」

絶叫直前の私に、Aちゃん、苦笑いして、

「え、消えちゃった? ボクのせい?」

「うん、キミのせいだよ(;´д⊂)」

そして、スタッフにペコペコ頭を下げる私。

・・・ああ、子役の付き添い(マネージャーと言うらしい)も大変です(TдT)

そんなこんなで、撮影終了☆

「お疲れ様でした~」

挨拶して、さあ、これでホッと一息・・・と思いきや!

「あのな、こぱぐちゃん! ボク、今日、ママから2000円もらってきてん! だからな、それで買い物するねーーん(*^-^*)」

「うわっ、ちょっと、走らないで!!!」

外に出るなり、全力疾走!!
途中、通りかかった公園で、

「わ、ジャングルジム♪ こぱぐちゃん、遊んでもええ?」

「・・・え~~、Aちゃん、もう帰ろうよ~~~(;´д⊂)」

「じゃあ、3回だけ! 3回乗ったら、帰るから~~~」

「わかった。じゃあ、3回だけね?」

「ありがとう~~~!」

と、駆け出していきました。

「あぁ~~~、子供ってなんてパワフル・・・」

ふうっと一息ついて、ベンチへ腰を下ろします。

すると・・・。

子供って、なんて順応の早い!

Aちゃん、瞬く間に友達を作って、はしゃぎ始めました。

『こ、こりゃあ、3回だけってわけにはいかなくなんない!?』

焦った私は、最終手段。
Aちゃんのママにメールを送りました。

「助けて~~~!!!」

・・・で、その直後。

「あ、ママから電話だ~~」

と、首にかけた携帯を手にとった彼。
しばらく話すうちに、・・・うなだれ、

「うん、わかった。・・・こぱぐちゃん、ボク、帰る」

なんとか、彼を公園から連れ出すことに成功しました。

「さあ、帰ろうな~~」

公園に向かって手を振り、

「ボク、京都に住んでるねん! また、遊ぼうな~~♪」

と、背を向ける彼。
よほど心残りだったのか、何度も何度も振り返りながら、手を振っていました。

・・・で、その姿を、少しかわいそうに思った私は、彼に提案☆

「なあ、Aちゃん。帰りに、マック、寄ってこか?」

すると、彼は目を輝かせ、

「マック!? うん、行く、行く!!」

今度は私の手を引き、どんどん歩き始めました。

「マック、今日は臭いにおいが出てないといいな~~」

とか、言いながら。←「私はマックは苦手で、通りかかったときに、臭いと言ったのかも」by知人

「マック、マック、マック♪」

大喜びで店内に入った彼は、レジ前に来るなり、店員さんに、

「なあなあ、2000円でコレとコレ、買える~~?」

ハッピーセットを2つ、指差しました。

「・・というか、2人分じゃん。そんなに食べれるの?」

思わず、尋ねてみると、

「うん、大丈夫」

「じゃあ、ジュースはどうする?」

「え~~っと、りんごとオレンジ☆」←「普段はミルクしか飲まないのに!」by知人

そして、私がレジ前で待つ間、・・・なぜか、そばで食べていた2組のママさん&お子ちゃまに話し掛けて、仲良くなっていました。

やがて、商品が出てきて。。。

「おぉ~~い、Aちゃん。お会計だって~。お金、払いぃ」

「うん、わかった~~」

再び舞い戻った彼は、ポーチの中から1000円札出して、それをニコニコと払い・・・そして、レシートを見て、店員さんに言いました。

「・・・これ、違う」

「え?」

私と店員さんがびっくりしていると、彼は言いました。

「これじゃないの。白い領収書を下さい。○○○宛てで」

ちなみに○○○は、彼のお父さんの経営する会社。
ああ、子供って、親のことを本当によく見てるんですね~~。

・・・と、感心している場合ではなくて。

「領収書、ご入用ですか・・・?」

私に聞いてきた店員さんに、

「すみません~、お願いします」

と、800円の領収書を書いてもらって。

「パパの会社のときは、○○○~♪ ママの会社のときは、△△△って書いてもらうの~~♪」

そう歌いながら回っていた彼をつかまえて、店を後にし、駅に到着☆

残りのお小遣いをそのまま持ち帰るのがもったいなくなったのか、彼は自動販売機の前で立ち止まり。

「なあなあ、こぱぐちゃん。お茶買ってええ?」

「うん、お小遣いの中でな~」

「うん♪ ええ~~~っと、120円やろ~? 何円入れればええんやろ?」

小さな手のひらに、小銭を広げて、しばし、考える彼。
・・・見かねた私が、

「120円やから、200円入れたら? おつり、80円来るし」

「そうなん!? こぱぐちゃん、すごいなーーー!!!」

「す、すごいって・・・」

感心しながら、100円玉を2つ入れて・・・。
おつりコーナーに4枚の硬貨が落ちてきました。

「あれ? 4枚? こぱぐちゃん、40円しか返ってこなかったんちゃう?」

「違うよー。Aちゃん、見てみぃ? 1個、50円玉があるやろ? 3個10円玉。だから、80円」

「ふぅ~~ん。ま、いいや~」

そして、電車に乗り込み。。。

「ねえねえ、こぱぐちゃーーん!! マック、食べたぁぁい!!」

「まだまだ! ここはすぐ乗り換えるんだから、特急の中で食べるの!!」

「はぁぁ~~い・・・」

で、京都行きの特急を待つホームにて―。

「うわ~~、こぱぐちゃん! 線路、すっごいデカイで~~!!」

身を乗り出して、下を覗き込む彼に、私は列に並びながら、

「ちょっと、危ないし、戻ってきぃや~~」

と、少し、並びから外れ気味に。

すると、それを見つけた彼が、言いました。

「あかんよ、こぱぐちゃん! 後ろのおじいちゃんに抜かされるやろ!?」

・・・こぱぐ、凍りつきました。

『な、な、な、なんてこと言うのよーーーーーー!!!!!』

案の定、おじいさん、ちょっとムッとしています。
都会のど真ん中で、このセリフはキツイ!

ああ、なんでこういうときに限って、電車は来ないのでしょう!?

「('Д')」

固まり続ける私。

そしたら、彼は戻ってきて、おじいさんの前にしっかり滑り込んで、私の手を引き・・・そして、ニッコリ微笑みました。

「わ~、おじいさん、すごいな~。そのサングラス、スキー用?」

・・・で、おじいさんがどう反応したかというと。

「ん? カッコええか?」

まんざらでもない様子!

『・・・つーか、Aちゃん、キミ、本当に6歳児!?』

唖然としていると、電車が入ってきて。。。

「早く、早く、こぱぐちゃん。マック食べるで~~♪」

そそくさと席をおさえた彼。

「はいはい、気をつけてね~~」

と言って、マックの包みを開けて、渡すと、もう満面の笑みで、

「おいしぃなあ、おいしぃなあ。マックはやっぱり、おいしぃなあ(*^-^*)」

と大喜び☆

さっきの応対がウソみたいです。。。

・・・そんな私の表情をどう受け取ったのか、彼は紙袋を広げて言いました。

「あ、こぱぐちゃんも食べてええで♪ こぱぐちゃんのぶんも買ったしな♪」

「ありがとう。じゃあ、これ・・・」

「あ、それはあかん!」

「じゃあ、こっちを・・・」

「あ、それもあかん~~!」

ってなわけで、言った割には、ハンバーガーひとかけらしかくれませんでしたが・・・ま、いっか♪

「ああ、マックはいいなあ~~。また行きたいな~~♪」

オマケでもらったゲームカードをひらひらさせながら、つぶやく彼に、私は尋ねました。

「ね、ね。Aちゃんは大きくなったら、何になりたい?」

すると、彼は全く迷わずに、こう言いました。

「パパと同じ(*^-^*)」←ちなみにそのお父様は、お金持ちです

「はぁーーー、さすが、カエルの子はカエルやね~~♪」

こうして、マック大好きでおしゃまな彼との1日が終わったのでした。

・・・ああ、母って偉大ですね・・・本当に・・・・。
by kopug | 2006-06-01 23:59 | こぱぐの日常(*'-')