英会話学校の思い出。。。
2005年 10月 08日
今日は雨の日、そして仕事の日☆ ←あんまり関係ナイ?
天候に関係してか、お客さんも少なくて、久々にのほほ~~んとした雰囲気でお仕事しておりました。
・・・と、なると、どうでもいい話に花が咲くのは、必須のことで。。。
「ねえねえ、前屈、どこまでできる~~?」
誰が言い出したか、みなさま、次々と立ち上がって、両手の指先を伸ばして前に屈み・・・前屈~~しておりました。
そして、数秒後―。
「こっ、こぱぐさん、体固すぎ~~!!!」
前に屈んだはず。。。なのに、ちっとも微動だにしていない私に、周囲騒然!!
『そっ・・・そんなに固かったっけ・・・(;´д⊂)』
姿勢戻して、ぎこちなく笑いながら、ふと、自分の体について考えました。
考えて。
考えて。。
考えて。。。
『これから、柔軟体操でもしてみよっかな~~(;´д⊂)』
学生時代は、死ぬほど嫌いだった体育。
いかにして、サボるか―そればかり考えて、けれど実行する度胸がなかった学生時代。
それが・・・今。
大人になってみると、この”体育”。
お金を払って、せねばならなくなるんですね~~、これが(TдT)
あぁ、健康を維持するって、本当にお金がかかる・・・。
・・でも、ま、そうなると返って、目的意識に燃えたりするから、不思議なもんです。
お金を払って、といえば。。。
これまた、学生時代に大の苦手だった”英語”の話ですが―。
3年前の話。
市内の某有名書店にて、本を立ち読みした私が帰ろうとすると、
「お姉さん、お姉さん☆」
呼び止められて、見ると、店の隅―割合、入り口に近い、備え付けの小さなデスクに、お姉さんの姿が。
「?」
無言で自分を指差すと、大きくうなづいたお姉さん。
その日は、予定もない休日。
誘われるままに、トコトコッと歩いて、ついつい、そちらへ行ってしまいました。
「お姉さん、英語って興味あります?」
尋ねられて、唸った私。
自慢じゃありませんが、英語なんて大っ嫌いです。
・・いや、なんというか・・・、いろんな学習の積み重ねの中で、苦手意識が・・・ほら、英語、苦手、英語、苦手・・って感じでサンドイッチされたようなものが住み着いているというか―。
つまりは、学生時代は好きじゃなかったんですなー、ほんとにε=(~Д~;)
・・と、なんとな~~く話してしまった、暇な私。
お姉さんの目が煌いたのも気づかずに、ぺらぺらっと話すと、お姉さん―、
「そうなんですか~。じゃあ、これが英語を始めるいい機会ですよ~~ヽ(´ー`)ノ」
と、ずっと立ちっぱなしとは思えない笑顔で、プリントを渡し。。。
「ほら、ここが教室なんで。私、連絡しておきますし。必ず行ってくださいね~必ずですよ~☆」
手を振って、お見送り♪
・・・と、ここで行かなければ良かったのですが・・そこは、変なところで律儀な私(;´д⊂)
さっそく教室へ出かけてみることにしました。
「体験教室、無料って言っていたしね~~(^~^)」
そのあと、とんでもなく面倒くさい目に遭うとも知らずに。。。
・・で、教室。
入ってみると、すぐそばのカウンターでは、綺麗な受付嬢がコンニチハ☆
初めての英会話スクールに戸惑う私に、笑顔で話しかけてくださり、そして、”私の担当”なる30代前半のお姉さんを呼んできてくださいました。
これまた、とてもとても綺麗なお姉さんです。
本屋さんにいたのは、とっても親しみやすい方だったのに、こちらはなんとなく”仕事ができます!”って感じの方です。
『は~~。すごいお姉さんね~~』
なんだか、圧倒されてる私に気づいてか気づかずか、笑顔のお姉さんは1冊の薄めの本を差し出して。。。
「はい、これ。体験教室のテキストです☆」
厚さ1センチ程度の、ちょっと使い込んだ感のあるそれを手に、お姉さんのあとをついて、7畳ほどの広さのブースへと入ります。
白くて、規則的に小さな穴の並ぶ防音のパネルボードがはめ込まれた壁―。
あとは、いかにも、な手作りポスターなどが貼られた掲示板に黒板。
それから、肘掛のところに、小さな机のついた椅子が6つほど。
一番、黒板に近いところに腰掛けて、待つこと数秒。
ドアが開いて、40代くらいの西洋女性が現れました。
さあ、1対1、15分の個人授業の開始です♪
「Hello!」
「は、Hello♪」
「Oh! 発音、とってもキレイですね~Ψ(`∇´)Ψ」
「あ、ありがとうございます・・・あ、Thank you☆」
「Oh! Good~~~Ψ(`∇´)Ψ」
「What your name?」
「え、えと・・・Kopug(もち、本名を言いましたよ!)」
「Oh~~! キュートΨ(`∇´)Ψ」
「せ、せんき・・ゆー・・・」
と、一事が万事、こんな感じ。
最後には、ヤケになって答える私と、顧客GETに燃える外国人教師との妙なテンションバトルになってしまっていました。
そして・・・15分後―。
部屋を出た私を待ち構えていたのは、先ほどのキレイなお姉さん。
私を14畳ほどのフロアーまで案内します。
・・・そこで、私は愕然としました。
お姉さんが、
「ここは、教室に来た皆さんの集合場所だったり、自由時間を過ごす場所なんですよ~」
とか言っているそのフロアーは、なぜか、すべての席が、小さめの机を挟むようにして、小さな椅子を1つずつ置く、奇妙な空間。
しかも、その席には、たくさんの・・・おそらく私と同じ境遇の人々が、机を挟んで、スタッフのお姉さんに入会の勧誘を受けている場所だったのです!
『うわ~~、マジで~~?』
驚いたのも束の間。
さくさくっと席に案内されて、私も彼らの仲間入り☆
午後5時半―。
お姉さんの勧誘が始まりました。
「こぱぐさん、どうでした~~。レッスンは?」
「は、はあ・・・」
「なんか、すっごい発音がいいって、先生が褒めておられましたよ~。スジがいいんですよ、きっと('∇')」
「・・・で、でも・・・」
『中学1年くらいのテキストやし。。。
それに、発音言うても、ハイテンションでヤケになって言いまくってたみたいなもんやったし。。』
・・・けれど、それが言えないところが、私の弱さでして。。。
説得は続きます。
「こぱぐさん~。英語、学生のときに諦めたんでしょ? だったら、今、思った時が始め時ですよ~」
「う~~ん・・・でも・・・」
『やっぱり、そんなに英語、好きじゃないかも・・。というか、ここの雰囲気が・・ね』
しかし、やっぱり言葉に出せない私(;´д⊂)
その様子に、スキを見出したのか、お姉さんの口撃は続きます。
「迷っているんなら、始めましょうよ! 英語を始めたら、人生、変わりますよ~。私が保証します('∇')」
「う~~ん・・・」
と、なかなか言い出せずに迷う私。
隣では、契約が成立したのか、若いお兄さんが、微笑むお姉さんの前で入会用紙にサインしています。
・・エライ トコロニ 来テシマッタ・・・
言葉を濁しっぱなしの私に、お姉さんが身を乗り出してきて、こう断言しました。
「こぱぐさん! このままじゃ、今までと同じ! 英語のない、つまんない人生が待っているだけですよ!!!」
がびょーーん!!
『わ、私の人生って、つまんないんだ・・・∑(゜△゜;)』
こぱぐ、すっかりびびりました。
こうなったら、早く帰りたい!
必死で、キッカケを作るべく、神経を張り詰めます。
お姉さんの話は、再び勢いに乗って、滑り出しました。
「あとね、こぱぐさん。うちの英会話学校では、出会いもすっごく多いんですよ~。同じ目的を持っている者同士が、つきあう。これって、素敵なことじゃないですか~?」
「は、はあ・・・。でも、お金は、幾らなんでしょ?」
との私の言葉にかぶせるようにして、お姉さんは言いました。
「ローンもありますから! 一気に料金が払えなくても大丈夫ですよ~♪」
そう、ざっと流して、話題を戻します。
「うちは、ちゃんとホールを借り切っての入学式もしますから、そのときに出会うってこともありますし~☆」
「へ~~。ちなみに、入学式っていつですか?」
「今なら、申し込まれて、すぐですよ~('∇')」
『すぐ・・・?』
イヤな予感が、ガンガン、膨らみます。
「じゃ、じゃあ、申し込みして、入学式前にキャンセルするってことは、できるんですか?」
すると、お姉さんの顔が曇ります。
「いえ・・・。だって、せっかく決意した英会話学校ですよ? そんなことしてたら、皆さん、いつまでたっても通えないし、英語がうまくなる機会、なくなるじゃないですか? やりたいって思ったときの気持ちを大切にしなくちゃ、ねえ('∇')」
『そ、そうくるか・・・』
今更ながら、このお姉さん、勧誘のプロと見ました。。。
あぁ、当時20代前半のこぱぐ、勝てるのか・・・?
エレクトーンのローンもあるのに・・・、これ以上、ローンなんて組めないぞ~~(;´д⊂)
1時間半後、ようやく見せてもらった料金表には、エレクトーンも顔負けの数字がズラリ!
『え、英会話学校って行ったことないけど・・・こんなもんなん!?』
愕然ですよ、愕然!
しかも、隅っこに小さな字で、”教材は別”みたいなことが書いてあるし。
やばいです~~~!!!
周りのテーブルからは、人がどんどん消えていってるし。。。
言われっぱなしのこぱぐ、ついに反撃に出ました。
「でも、私って、習い事苦手やし~。ずっと続けられる自信がないから、お金、無駄にしちゃうかも~~(;´д⊂)」
しかし、相手は百戦錬磨の勧誘お姉さま。
そんなの、びくともしません。
「大丈夫! 私がこぱぐさんを絶対に休ませないから!! 絶対に責任持って、こぱぐさんをペラペラにさせるから!!」
『・・・な、なんなんだ、この自信は・・・』
沈黙―。
時刻は、9時を回っています。
この時点で、フロアーにいるのは私たちのみ。
しかもなんだか知りませんが、辺りの照明はほとんど落とされ、スタッフの方のほとんどが退社。
こりゃープレッシャーです(;´д⊂)
気づけば、セールストークは同じことばかり言っているし。。。
う~~ん・・・、しかし、しかし・・・どうしたらいいんだぁ~~~!!!
困るこぱぐ。
気迫たっぷりのお姉さん。
「いや、エレクトーンのローンがあるから・・・」
「でも、食事に苦労するのは一瞬のこと。英語は一生ものですよ~('∇')」
「いや、私、もしかしたら、田舎に帰るかもしれないから・・」
「じゃあ、福岡の教室に移っていただくこともできますよ~('∇')」
「・・・宮崎から、ですか?」
「お金はかかるかもしれませんが、一生のことを考えたら・・・ねえ('∇')?」
「・・じゃあ、一度、帰ってから考えてみます・・」
「そんな、今、帰ったら、一生後悔しますよ! ”あのとき、英語を習っておけば良かった”って。私はこぱぐさんのためを思って、言っているんです('∇')!」
・・・そして、そんなこんなで、11時―。
疲れてきたお姉さんに、ようやく帰宅することを了承してもらった私は、パンフレットをもらって帰宅。
その後、何度か電話が来たものの、英語のことなんてすっかり忘れてしまい、今に至るというわけなのです。。。
いや~~、こうやって振り返ってみると、私って本当に押しに弱い!
これから先、パグちんを飼うときも、大丈夫かな~~って思っちゃいますよ、ホントに。。。
こぱぐダンナ(仮)さんは、こういう私のダメな面をカバーしてくれる、良き理解者なのかもしれません。。。
頼みにしてますぞ、(仮)さんヽ(´ー`)ノ