もも、脱走
2009年 10月 27日
内容は近況報告で、私もいろいろ話したりと、特にこれといったこともなく。
それで私も、いつものようにうんうん話していたのですが・・・、その何気ない雰囲気の中で、母はこんなことを言い出しました。
「そういえばねー。昨日、ももが脱走したのよ」
「ふんふん・・・・・・えっ、脱走!?」
何気なく聞き流しかけて、ぎょっとなる私。
そのそばでウトウトしていたほしみが一瞬だけ顔を上げて、怪訝そうにこちらを見ましたが、
『なんだ』
とばかりに、再び夢の中へ~。
一方、私は母からその気になるエピソードについて聞いたのでした。
昨日のお昼間のこと。
仕事が休みだった父は、母と一緒に居間でテレビを見ていました。
そこで、ふと、ももの姿がないのに気がつきまして。。。
「あれっ。お母さん、ももは?」
「知らない。2階で昼寝でもしてるんじゃない?」
「そうかなあ・・・?」
と、首をひねりながらも、やっぱり気になった父は2階へ。
「ももー、ももー?」
果たして、そこに もも はいませんでした。。。
「お母さん、ももがいない!」
そこで驚いた母は1階を捜索して、いつもは閉じているはずの玄関にはめ込まれた網戸が開いているのに気がつきました。
「も、もしかして・・・?」
今更ながら開けっ放しにしてしまったことを思い出し、青ざめる母と、あたふたと家を出ていく父。
こういうときに限って、門扉は開いていて、2人は焦りながら家の前に出てきて、声を上げました。
「ももー、ももー、ももー!」
すると、静かな住宅地にかすかに、
「ぶーぶー・・・」
という声が響いてくるではありませんか。
その声を頼りに、父が隣の隣のお家へ行ってみると。。。
なんとそこから、もも が出てきました!!
父を見て、
「あら。お父さん♪」
とばかりに笑顔でシッポを振る もも と、その姿に腰砕けになりそうになりながらも彼女を抱え、帰宅する父。。。
そして、そんな話をさらりと聞かせてくれる母に、絶句した私は、注意喚起するとともに、
『もも って、やっぱりすごいパグなんだなぁ・・・』
と、今更のように驚いたのでした。
ワンの放浪癖。。。
念のため、うちも開けっ放しに注意しようっと。。。
ワンと暮らす皆様も、どうぞご注意くださーい。