「こぱぐさん、事件ですヽ(;´Д`)ノ」byこぱぐママ
2008年 04月 01日
「あ!!」
と、叫んで手を出そうとした瞬間に、突然、事態は悪化したそうで。
当事者がそう感じるくらいだから、第三者・・・というか、遠く離れた地に住む、ほしみのドクターや、私たちにとっても・・・もちろん、寝耳に水。
ほんと、突然の出来事でした。
「・・・ってか、なんで、ほしみの先生が関係あるのよ?」
仕事終わりの外食後―。
たまたま立ち寄っていた某電気屋さんにて尋ねる私に、受話器の向こうで母が答えました。
「だって・・・。もものかかりつけの先生にかけても、つながらなかったし・・・。そしたら、そっちで受けたワクチン証明書が見つかって、そこにほしみの先生の電話番号が書いてあったから・・・それで・・・」
「えっ、まさか、電話したの!?」
「うん」
いまだ、興奮さめやらずといった感じで、即答する母。
話は、少し前・・・午後7時過ぎに遡ります。
今日は休みだった、こぱぐパパ。
とても充実した1日を送ったその締めくくりにと、一杯、飲むことにしました。
冷蔵庫にあったのは、1リットルパックの焼酎。
手にとってみると、ちょうどいい重みが残っていました。
で、こぱぐパパは迷わず一杯♪
ここで、いつものリビングのテーブルではなく、茶の間のコタツの上を選んだのが、運命の分かれ道とは露知らず・・・。
それは楽しそうに飲み始めていました。
で、お気に入りの番組が終わり、ちょっと新聞でも・・・と振り返り、手を伸ばした隙に・・・彼女はやってきました。
そう、もも です。
運動神経のとても良い彼女は、ささっとコタツに前足をかけて、外してあった”焼酎パックのキャップ”を口に入れ、カミカミし始めました。
そこに新聞を持って、姿勢をもとに戻したこぱぐパパ。
文字通り、顔面蒼白になって叫びました。
「な、な、な、なにやってるんだ!!!!!」
すると、その声に驚いた ももは、慌ててカミカミするスピードを速めて・・・・・・ゴックン。
「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」
そこからは、もう大変。
かかりつけの先生に電話をするけれど、つながらない。
インターネットと無縁の生活を送る両親にとって、ほかに頼れるものは本くらいしかないのだけれど、まさか、本に、
”紙パック入り焼酎のキャップを食べてしまった場合”
なんて例があるはずもなく。
それでも家中をあれこれ探し回った結果、出てきたのが、こぱぐ家滞在中に受けたワクチン証明書。
そこには、ほしみのかかりつけの先生の住所と電話番号が入っていたのでした。
で、藁をもつかむ思いで、電話。
「はい、○○動物病院です」
診療時間を少し過ぎたところだったためか、先生が出てくださり・・・、こぱぐママは、肩を落としながらもオロオロしているこぱぐパパの後ろで、こう切り出しました。
「あの、宮崎のこぱぐと申しますけど・・・」
ここで驚いたのが先生。
「はっ!? 宮崎!?」
そりゃそうです。
先生いわく、”京都の町医者”であるこの病院に、わざわざ宮崎の人から電話がかかってくるなんて想定外のはずです。。。
そこで母、説明~。
「あの、いつも黒パグのほしみでお世話になっているこぱぐの母で、今は元・捨て犬だった ももの飼い主のこぱぐと申します」
と、ここまで言うと、先生もわかったらしく。
「あ、こんばんは~。ももちゃん、元気ですか?」
多少、疑問が残りつつも思い出してくれました。
「それが・・・先生。もも、今、主人の焼酎のキャップを飲んでしまって・・・」
「えっ!? 誤飲!?」
このブログにも何度か書きましたが、ももはこれに関しては何度も先生のお世話になっています。
なので、
『この瞬間、先生はもしかしたらデジャヴみたいなものを感じたかもしれない・・・』
あとの電話報告を聞きながら、私はそう思いました。
受話器の向こうで、うろたえる私。
心配なら来た方が・・・と言う先生。
数分後、ももを小脇に抱えて病院へ飛び込む私・・・・・・みたいな(ーー;)
で。
こぱぐママの相談に対して、先生はこう答えてくれました。
「24時間対応の病院があれば、そこへ連れていった方がいいですけど、それが難しいようであれば明日朝一で診てもらった方が安心かもしれません」
その答えに関して、
「聞き取りやすい声で丁寧に話してくれて、本当にありがたかったわ~。なんだか安心した・・・」
との感想を抱いたこぱぐママ。
ももが京都にいる間の対応を聞いて、信頼を寄せていた先生なだけに、さらに感動してしまったらしく、
「時間外電話診療をしてもらったから、このままじゃ申し訳ないし、今度、お中元でも贈ろうかしら?」
と、よくわかるようなわからないような、不思議な結論に達しておりました。
・・・・・・・・・・というか。。。
「お父さんもお母さんも注意しといてよ・・・。ももが何でも口に入れるコって、言っておいたでしょ?」
ため息をつきながら電気屋さんを出る私に、神妙な声を出すこぱぐママ。
「はい、反省しています。。。とりあえず、ちょっと様子を見ることにするわ・・・。。。」
そんなこんなで通話を終えた瞬間、となりを歩いていたダンナ氏が苦笑いしながら尋ねてきました。
「もも、今日は何を食べたの?」
「それがね~・・・・・・」
説明を始める私。
そんなこんなで、今日も夜が更けていったのでした。