「”待て”ないのよ~~~ヽ(;´Д`)ノ」 byほしみ
2006年 05月 17日
みなさんのお宅のわんこちゃんは、"待て”しますか?
うちの実家のタロウは・・・言わずもがな・・・ですが(;´ρ`)、我が家のほしみは現在3ヶ月―。
「将来のためにも、ぼちぼちと教えていってもいいかな~?」
何日か前の、のんびりした昼下がり―。
カーペットにおなかを出して横になり、大好きなにんじんオモチャをカミカミするほしみを見ながら、私はつぶやきました。
・・・となると、善は急げ♪
立ち上がり、本棚にあったパグ本を手に取りました。
「待て~、待て・・・待て~~っと・・・。あったあった・・」
目を走らせると、そこに書いてあったのは、だいたいこんな内容でした。
”待てのしつけは、食事前が最適です。ご飯をあげて、食べようとするときに、『ダメ!』と言います。するとびっくりした犬は、食べようとするのをやめ、そこをすかさず褒めてあげます”
「これで、"待て”を覚えるのか~~・・・」
若干、不安はありましたが、その頭に、たくさんのお友達パグちゃんの”待て”する勇姿が浮かび。。。
「よっし、ご飯のときに試してみようか♪」
何度も読んで、本を閉じて。
私は静かに、夕暮れ時を待ったのでした。
・・・そして、時は流れて・・・我々の夕食後―。
「ヨウヤク 私ノ番ガ 来タノカナ~~」
キッチンへ立つ私の姿を、ベッドの中で寝転んだまま、じぃ~~~っと目で追い。。。
そして、私がお皿を持ったあたりで体を起こし・・・、フードの入った袋に手をかけたとき。
「Ψ(`∇´)ΨΨ(`∇´)Ψ」
ほしみ、踊り始めました。
トイレシートとベッドの上を跳ねながら、行ったり来たり☆
そりゃ~~もぉ、ハイテンションです☆
・・・で、準備が出来た私は、ひざまづいて、ほしみを見下ろしました。
「ほしみ、おすわり♪」
「ソンナノヨリ 早ク 頂戴ヨ~~~ヽ(;´Д`)ノ」
耳を思いっきり後ろにやって、目はもう夢中!
2本の足で立って、ケージの隙間から手でカリカリと外の空気を掻きます。
「おすわり♪」
言われて、ほしみはペタンとおしりをつけ・・、そのまま足をバタバタさせます。
そのさまは、どこをどう見ても"パグ”!!
初めてうちに来たときの食の細さなんてどこへやら☆
もう、食欲の塊です~☆
「座ッタヨ、座ッタヨ。モウ イイデショウヽ(;´Д`)ノ?!」
明らかに体全身で、そう訴える彼女に、
「よし♪」
と言って、ケージの中にお皿を入れます。
「コレデ ヤット 食ベレル~~~Ψ(`∇´)Ψ」
ほしみが近づいたそのときでした。
「待て!!」
その鼻先に手のひらを向けられたほしみは、固まりました。
「Σ(゜д゜|||)!?」
「おぉ~、ちょっと止まってる?」
のんびりとこちらの様子を見るダンナ氏をよそに、固まるほしみ。
1秒たったかたたないかぐらいの後、私は手のひらをどかしました。
「はい、よぉ~~し♪」
さあ、ここから”褒め褒めタイム”です☆
ほしみがとっても嬉しくなるくらいに、とってもとっても気持ちが良くなるように、いっぱいいっぱい褒めねばなりません。
私は息を飲んで、ほしみに声をかけました。
「ほぉしぃみぃ~~~~~~!!! エライなぁ~~~、エライなぁ~~~!!! ほしみは天才パグだぁ~~~~!!! 天才、天才、いいね~~~~!!! いいなあ~~~、ママ、大好きぃぃ~~~!!!」
それはもう。
力いっぱい褒めました。
褒めて褒めて褒めまく・・・・・・
・・・ったはずだったのに・・・(;´д⊂)
「モグモグモグモグ~~~~Ψ(`∇´)Ψ」
ほしみ、フードに夢中で、私の言うことなんか聞いちゃいませんでした(ノД`)
「な、なんてこったい・・・((((゜Д゜;))))」
ショックに打ちひしがれる私をよそに、
「あらら~~。本当におなかがすいてたんだね~~♪ かわいいなあ~~♪」
なんて言って、目を細めるダンナ氏。
そして、
「モグモグモグモグモグ~~~~~Ψ(`∇´)Ψ」
相変わらず、食べつづけるほしみ☆
その、あまりに一生懸命な姿に、私は固く誓ったのでした。
「でも・・・っ・・・でもっ・・・。あきらめないからね・・・ママ・・・頑張るからね・・・・ε=(~Д~;)」
それから今日まで数日間―。
ずっと、凝りもせずに続けているんですが・・・。
だんだん、"待て”セリフにも免疫がついたのか、戸惑うことすらしなくなり。。。
今日なんかはもう、
「ダーーーカーーーラーーーー、早ク ソノ手ヲ ドケテヨ~~~~ヽ(;´Д`)ノ」
まるでステップするようにトントンと足踏みしながら、超高速で手のひらをなめられました。
・・・難しい・・・本当に難しいんですね・・・しつけって・・・。
「はぁ~~~~。思ったよりもずっと、先は長いみたいだわぁ~~~~ε=(~Д~;)」
とっても真剣にご飯を食べるほしみを見て、今日も敗北感に酔いしれるこぱぐなのでした。
ちゃんちゃん♪