親の心、仔知らず~後編~
2006年 05月 03日
モニターに映る黒い点みたいなそれと、診察台でおなかを見せながら甘えるほしみを見比べながら、説明は続き。。。
「じゃあ、今からやって見せますので、1日に1回、塗ってあげてくださいね~」
看護士さんがほしみを固定して、獣医さんがチューブを握り・・・。
ほしみは、一度、
「きゃん!」
と言っただけで、あとは少し怯えながらも、特にコレと言った激しい反応は見せずに、処置は終了しました。
「わかりました~。頑張ってみます・・・」
そして、その夜・・・つまり昨夜―。
もらってきた薬を薬袋から出しました。
「さあ・・・始めるか・・・」
ダンナ氏が抱き込み、
「ナニ、ナニガ始マルノ('∇')?」
こちらを見上げながら、好奇心いっぱいのほしみにチューブの先を近づけます。
「さすが動物用! チューブの先になが~いゴムが付いてるんだね~」
感心しつつも、ほしみをなだめることを忘れないダンナ氏。
私の頭には、昼間、習ってきたことが頭に浮かんでいました。
「えっと~。チューブのこのへんまで差し込む・・・差し込む・・・差し込む・・・」
「入った♪」
「うん。よっし、もうちょっと差し込むんだよな・・・もうちょっと・・・」
と、そのときでした。
「きゃんっ!!!」
どうやら奥まで入りすぎたのか、ほしみ、暴れて、ダンナ氏の腕をすり抜けて行ってしまいました。
「あらら~。こぱぐさん、奥まで入れすぎたのね~~」
「うぅぅ・・・。こんなはずじゃ~~・・・もっとうまくいくはずだったのにぃ・・・((((゜Д゜;))))」
狼狽する私。
けれど、くじけてはいられません。
大事な大事なほしみの耳のため。
この戦いに、勝たねばならないのです!! ←力説(・・;)
・・・というわけで、私とダンナ氏の戦いが始まりました。
「ちょっとアゴ、おさえて! あっ、そうしたら、耳にうまく差し込めない!」
「うん、わかった」
「あ~~、逃げた! ・・・う~~ん、診察台みたいに高いところだと大丈夫なのかなあ?」
「じゃあ、テーブルに乗せてみる?」
と、テーブルへ移動させると。
「くんくんくんくん・・・('∇')♪」
わんことしての本能がくすぐられたのか、高さを確かめつつ、テーブルを見て回ります。
と、そこへダンナ氏の手が伸びて・・・。
「('Д')!?」
ほしみの体が固定されて、チューブの魔の手(に見えてるはず、あの顔だと)が迫ってきます。
「ヽ(;´Д`)ノ」
ほしみ、再び、顔を振りはじめました。
そうすること、十数分―。
「あああ~~~、もぉぉぉ~~~ヽ(`Д´)ノ」
ついに、堪忍袋のオが切れた私は、一休みとばかりにトイレへ☆
・・・そして、戻ってみると・・・。
「できたよ~~♪」
笑顔のダンナ氏と、その膝の上で耳をぶるぶるっとさせているほしみの姿がありました。
「えっ、どうやったの!?」
びっくりする私に、ダンナ氏いわく。
「力いっぱい遊んで、疲れたところを膝に乗せて、歌を歌って、落ち着かせたのさ♪ そしたら」
「・・・意外とうまくいった・・・と(;゜ロ゜)」
驚愕する私に、ダンナ氏は得意げにうなづいたのでした。
いや~~~、わんこって難しい。。。
本当に難しいなと思った昨日なのでした。
・・・え、方法が見つかって、良かったですね・・・ですって?
い~~や、それがまた、複雑なところでして、また、今日も戦い続けた十数分だったのでした。
う~~む、難しい・・・。
ちゃんちゃん♪
~~おまけ~~
昨日、ようやくGETしました~~♪
最初、
「電光掲示板に番号がないっ、落ちた~~~(⊃д⊂)」
と、悲しんで、不合格者の列に並んでいたら、次の発表にしっかりと出てきました~~。
「あ、私、第2回目の受験者だった・・・!」
いや~~~、もう、マジでドキドキしましたぁぁ!!!
大学受験以来ですな~~、こんなの・・・。
みなさま、ありがとう~~~!!!