お盆と思い出とパグちゃんと・・・(*'-')
2005年 08月 10日
「明日、お迎えが来るから、掃除しなくちゃいけないんですよぉ~~(-_-;)」
そうぼやく私の背中をたたいて、同僚のAさんは、こう言いました。
「”お迎えに来る”って言うから、お盆の話をしているのかと思ったわヽ(´―`)ノ」
・・・お盆?
休み・・・? いや、違う・・・それって・・・(´_ゝ`)?
ほ、ほほほほほ、仏様ですかΣ(゜д゜|||)
ちょっとびっくり。
『エ、エ、エレクトーンのことなんだけど・・・Σ(゜д゜|||)』
なぁ~んて混乱しつつ、機転の利いた言葉も選べないまま、Aさん、
「もう、勘違いしちゃったわ~~(´∀`)」
さっさとどこかへ行ってしまいました(;´д⊂)
『うぅ、ちゃんと返したかったのにぃ・・・(T-T)』
で、モゴモゴとしたまんま、ちょびっと考えてしまいました。
ご家族と暮らしておられるAさん。
対して、一人暮らしをしている私。
お盆=お盆なAさんに対し、お盆=休みな私。
しっかり準備をして、ご先祖様の霊を迎える―そんな絵に描いたような”お盆”をされている彼女とは違って、私のような単身者の場合―。
『まとまったお休みがもらえる。けれど、帰省するかしないかどうしよう? 飛行機のチケット、割引効かないしな~~』
なんて考える、そんな時期がお盆なわけで。。。
お盆の風情など、どこへやら。
悲しいほどに、”休みだ!”一色にかき消されてしまっています・・・。
なんだかちょびっと、さびしいですけど・・・(T-T)
昔のお盆といえば・・・やはり、迎え火&送り火でしょう☆
夕ご飯を食べて、テレビを見て、一息ついた頃―。
そう、そのあたりで、座ってくつろいでいた祖父が、ふと祖母に話しかけるんです。
「そろそろ迎え火せんといかんな~」
「ああ、そうやね~」
祖母は土間に降りて、薪を数本、あとマッチにバケツやら何やらを持って、トランプしている孫たちに声をかけます。
「迎え火するから、おいで~」
「は~い」
そろそろ、トランプに飽き始めていた私たちは、外に出て、祖父母のあとについていきます。
そして、大人たちもゆっくりと出てきて。。。
家族が集まったところで、祖母はしゃがみこんで、薪に火をつけます。
真っ暗な田舎の夜―。
虫やカエルの声が聞こえる中で、パチパチッとちょっとずつ弾けながら燃える薪は、子供心に、なかなか美しかった記憶があります。
「ね、ね、おばーちゃん。なんで迎え火すんの?」
と尋ねる私に、火の様子を見ながら、祖母が答えてくれます。
「こうやって燃やさんと、ご先祖様が”ここが家だ”ってわからなくなるからね。迷わないために、燃やすんだよ」
「ふ~~ん。お向かいさんも同じ火なのに、わかるの?」
「ご先祖様には、なんでもわかるのよ~」
「へ~~」
などと、何でもない話をしながら、薪は燃えつき―迎え火終了。
数日後、ほとんど同じようにして、送り火をやります。
空に向かって、
「ご先祖さま、バイバ~イヽ(´―`)ノ」
なんて言ったりして。。。
昔は、”遊びたい、遊びたい”って言ってばかりで、都会に憧れて、田舎育ちの自分がちょびっと悲しくなったりもしたけれど・・・出てみると、やはり田舎はあたたかい☆
田舎があるって、いいですね~~ヽ(´―`)ノ
・・というか、たぶん、思い出して”あったかくなるような日々”があるというのは、きっと、幸せなことなのでしょう。
さて、私はこれから、家族とどんな思い出を作っていくのでしょう?
いい思い出・・・(仮)とパグさんとの思い出~~☆ ←子どもはっ!?
あぁ、幸せ~~~(●´―`●)
想像しただけで、幸せです~~~(●´―`●)
・・・と、現実逃避している間にも、刻々と時間は流れていくのでした・・・キャーΣ(゜д゜|||)