今日は外食☆ 京都高島屋・鼎泰豐(ディンタイフォン)の感想
2009年 09月 20日
先日、台湾旅行をした両親が、
「ディンタイフォン(鼎泰豐)の小籠包、美味しかった~♪」
と言っていたので、台湾で食べたあの味が脳裏によみがえり、行ってみたくなったのです。
本店は、ニューヨークタイムズ誌の選ぶ”世界の10大美味レストラン”のうちの1軒ですしね。久しぶりに楽しみに出かけてきました。
んで、感想ですが・・・・・・。
あんまり台湾関係のお店のことを悪くは言いたくないのですが・・・・・・正直、本店の10分の1ほどの美味しさだったように思えました。。。
言いかえるなら、美味しくない・・・・・・というか。
これが鼎泰豐でない、別のお店だと考えるなら、アリだと思います。
それか小籠包を食べたことがなくて、どんなものか知らないのであれば美味しく感じると思います。
でもなぁ・・・でもなぁ・・・これは鼎泰豐ではないですよ。これで名乗っちゃいけません。
で。
私は小籠包を作る側になったことはないので、これはあくまで外食好きとしての推測でしかありませんが・・・とりあえず、こんな印象を受けました。
①中に入れる肉の冷解凍を複数回やったために、赤身と脂身が分離してしまった?
本来、肉は肉、スープはスープの中にいるべき食感というか味が混ざり合って、全体の調和を崩しているような気がしました。
②肉をふくめた中に入れる材料そのものをあえた状態で、しばらくストックしてしまった?
何度も火を通しているのか、それとも一度火を通したものを保温しつつ、お客様を待っているのかはさだかではありませんが、全体的に中身がへたっています。そのへたってしまった赤身とその他の食材の中で、ことさらに脂身のアピールが強く、一言でいうなら、素材が生きていません。胃もたれしそうで、辛かったです。。。
③皮を蒸しすぎ?
固くて、色が若干黒めな気がしました。。。
ちなみに他に牛肉麺とチャーハン等を頼んだのですが、前者はだしが濃すぎで胃に重く、チャーハンに至ってはさっぱりしすぎた特徴のない味。
どうしてこんなに味が違うのか、ただ、ディンタイフォンがその味をキープする環境は台湾の外食産業が適していて、日本のそれでは難しかったのか、それとも何かほかに原因があるのかととても気になって、あれこれ調べてみたら、以下のリンク先を発見しました。
鼎泰豐用小籠包拼外交
ここに書かれた記事の内容(本、もしくは新聞記事の転載のようですが)では、その・・・何というか、本店では”味の追求(良い味のためには、材料を徹底して追求する)”が第一にするためにより良い材料を選んだり、基本的に店員全員を正社員にし、福利厚生を充実させて士気向上に努めているけれど、海外にある分店の中には“コストダウンを追求する”あまり、人件費の削減、コストを意識した材料選び等で従業員の士気や味の質が落ちていっている”ところもあるのだとか。有名店の看板を使うのですから、ある程度のレベルを満たしていれさえすれば、お客様を集めつづけられるという考え方なのかもしれません。
・・・うぅーん、難しいんですね、商売って。。。
高島屋のディンタイフォンも頑張ってほしいなぁー。
そんなことを考えつつ、ちょっとショボくれたシルバーウィーク前半の日曜日でした。